|
◆FRP成形に必要な道具
FRPはガラス繊維と樹脂さえあればいいというわけではなく、樹脂を硬化させる薬品や型からはずれやすくする薬品、出来上がった物を削ったり穴を開けたりする工具、最終の仕上げをする塗料等、様々な種類の材料をそろえなければなりません。
そこで本章ではFRPの成形に必要な一般的な道具の説明をしていきます。
|
◆FRP成形に必要な道具
●ローラー(HB-ROL2)
FRPは上図のように型の上にガラス繊維をのせFRP用の樹脂をふくませながら何枚も重ねて厚みを増やしていきます。
樹脂の塗りこみの際にガラス繊維に樹脂をふくませながら、ガラス繊維の中に入り込んだ空気を押し出していく作業が同時に出来るのがこのローラーです。
余白
|
(HB-ROL2)
|
●刷毛
ローラーでは届かないような狭いところや細かい塗りこみの際に用います。
ただし、ローラーのようにガラス繊維を押し付けながら塗りこむことは難しいので広い面積の部分に塗りこむ場合はローラーを用いた方が綺麗に仕上がります。
余白
|
●スポイト
ポリエステル樹脂は、単体では固まりません。 硬化剤を適量加える事で化学反応が起こり硬化していきます。
規定の量の硬化剤を入れるためにスポイトを用います。
●ハカリ
樹脂と硬化剤を正しい分量で使用するために用います。
●ハサミ・カッターナイフ
ガラス繊維を切ったり、硬化直前のFRPにカッターをいれて硬化前に切断したりするのに使います。
●スポイト
ポリエステル樹脂は、単体では固まりません。 硬化剤を適量加える事で化学反応が起こり硬化していきます。
規定の量の硬化剤を入れるためにスポイトを用います。
余白
|
●グラインダー
金属の研磨などを想像しますが、布ヤスリを装着できる先端のパーツを替えることによりサンダーのような使い方が可能です。
サンダーではすぐに目詰まりしそうなFRPの研ぎ出しやパテも素早くトルクフルに作業ができます。荒削りをグラインダーで行いサンダーで仕上げをするとよいでしょう。
市場価格は3千円から1万5千円ぐらいでホームセンターで入手可能です。
余白
|
(グラインダー)
|
●ドリル
先端の部分を替えるだけでねじ止めと穴あけの両方が出来ます。コードレスで逆回転できるものが使いやすいです。ドリルの刃は、色々な太さの刃が入ったセットを買っておくと便利です。
市場価格は2千円から1万5千円ぐらいでホームセンターで入手可能です。
余白
|
(ドリル)
|
●サンダー
FRPの平面部分の表面仕上げや角付けなど利用します。
ジグソー同様に作業時間の短縮と省力化を図ることができます。
市場価格は7千円から1万5千円ぐらいでホームセンターで入手可能です。
グラインダーにサンディングディスクをつけても同様の作業ができますし、サンダーのサンディングペーパーに比べてサンディングディスクの方がはるかに寿命は長く、また深い削り込みもできるのでどちらかというとグラインダーで代用できます。
余白
|
(サンダー)
|
●紙ヤスリ
表面の仕上げに使います。
紙ヤスリ・布ヤスリ・耐水ペーパー等、色んな種類がでていますが耐水ペーパーを使って水研ぎする場合は水分を十分乾燥させてから次の作業にかかってください。
硬化前の樹脂に水分がつくと硬化不良が起こってしまいます。
余白
|
●防塵マスク・防塵メガネ
FRPの作業中はガラス繊維が空気中を飛び回ったり、硬化したFRPをサンダーやグラインダーで削る際にも微細な粉末が飛び散ります。
それらは体にいいとはいえないので防塵マスクをしながら作業をしましょう。
また、電動工具を用いての切断や研磨作業の時には破片が目に飛んでくることを防ぐためにもメガネや防塵メガネを着用しましょう。
余白
|
|
●その他
ドライバー・ガムテープ・接着剤・ゴム手袋・軍手・一般工具等、作業内容に応じた道具は必要です。
余白
←前章へ FRPの成型方法トップ 次章へ→
|
[ホーム][FRPトップ][注文の際の重要事項][注文の方法][FAXでの注文][Q&A][ご意見・ご質問]
[ご注文]
|
|
|